こんにちは、スーツケース・ラボのマサです。
1週間の海外旅行となると、数泊の国内旅行とは荷物の量がかなり変わります。着替えだけでなく、靴、洗面用品、充電器、現地で使うバッグ、帰国時のお土産まで考えると、「大きめを買っておけば安心かな」と思いやすいところです。
ただ、海外旅行では大きければ大きいほど便利とは限りません。スーツケース自体が重くなれば、そのぶん荷物に使える重量が減りますし、航空会社の預け荷物規定を超えると追加料金が発生することもあります。
私が1週間用として基準にしているのは、60〜80L前後です。そこから旅行先の気候、洗濯するかどうか、お土産の量に合わせて増減させると、かなり選びやすくなるはずです。
この記事のポイント
- 海外旅行1週間に必要な容量の目安
- 60L・70L・80Lの選び分け
- 航空会社の預け荷物規定の確認方法
- 荷物を増やしすぎないサイズの決め方
海外旅行1週間は60〜80Lが目安
海外旅行で1週間使うスーツケースなら、まず60〜80L前後から考えてみてください。一般的な「1日約10L」という考え方とも大きく離れておらず、5〜7泊向けとして60〜79L程度を案内しているメーカーもあります。

迷ったら70L前後が使いやすい
春や秋など、衣類がそれほどかさばらない時期の1週間旅行なら、70L前後はかなり使いやすい容量です。Tシャツや下着だけでなく、羽織りもの、靴、洗面用品などを入れてもある程度余裕を残せます。
帰国時にはお土産が増えることも多いため、出発時点でケースをパンパンにしないのがコツ。私は容量いっぱいまで詰めるのではなく、出発時に1〜2割くらい余白を残せる大きさを意識しています。
これから購入するなら、60〜70L前後の軽量スーツケースは、1週間の海外旅行で最も使いやすい容量帯です。
60Lで足りる人の特徴
60L前後でも、荷物をコンパクトにできる人なら1週間は十分狙えます。特に夏の東南アジアやハワイなど、薄手の衣類が中心になる旅行とは相性がいいでしょう。
途中で洗濯する予定がある場合も必要な着替えを減らせます。ホテルのランドリーやコインランドリーを使うなら、7日分すべての服を持っていく必要はありません。
また、靴を何足も持っていかない、ドライヤーなどホテルにあるものは持参しない、といった荷造りができる人も60Lに収めやすくなります。
80Lが向いているケース
80L前後を考えたいのは、冬のヨーロッパや北米など、防寒着が増える旅行です。セーターや厚手のパンツは、数枚入れただけでもかなり場所を取ります。ブーツや予備の靴まで持っていくなら、60Lでは窮屈になるかもしれません。
また、帰国時のお土産が多くなりそうな人にも80L前後は便利です。ただし、スペースがあるからといって詰め込むと、今度は重量が問題になります。
荷物が標準的なら60〜70L前後、お土産や衣類が増えそうなら70〜80L前後から考えると選びやすいです。
スーツケースのサイズや容量の選び方について、次の記事にまとめています。もっと少ない日数や長い日数での旅行などを考えている人は、こちらも参考にしてください。
旅行条件で容量を調整する
同じ1週間でも、夏の台湾旅行と真冬のヨーロッパ旅行では荷物量がまるで違います。そのため「1週間=何L」と泊数だけで決めず、気候、洗濯、お土産の3点を見て調整するのがおすすめです。

暖かい地域なら小さめでも足りる
暑い地域ではTシャツ、薄手のパンツ、下着などが中心になるため、衣類の体積をかなり抑えられます。サンダルや水着を追加しても、冬物のセーターやコートほど場所は取りません。
このタイプの旅行なら、60〜70L前後から考えるのが現実的でしょう。圧縮袋を使えばさらにコンパクトにできますが、圧縮すると容量は減っても重さは減らない点には注意してください。
冬の海外旅行は余裕を持たせる
冬はインナー、ニット、厚手のパンツなどが増えます。現地で雪が降るような場所なら、防寒小物や予備の靴も必要になるかもしれません。
そのため70〜80L程度を中心に考え、荷物が多い人なら80L寄りを選ぶほうが楽です。ただ、100Lを超える大型モデルまで一気に広げる必要があるかは慎重に考えたいところ。大きくなるほど本体重量も増えやすく、移動時の負担も出てきます。
洗濯するなら容量を減らせる
1週間分の着替えをすべて持参すると、どうしても衣類が大きな割合を占めます。一方、旅行の中盤で一度洗濯すれば、下着やTシャツの枚数をかなり減らせるでしょう。
例えば3〜4日分の服を着回す前提なら、荷物量によっては60L台でも十分です。長期旅行ほど「全部持っていく」より「現地で洗う」という考え方が良いかもしれません。
スーツケースは容量だけで選ばない
海外旅行用を選ぶとき、商品名にあるMサイズやLサイズだけを見るのはおすすめしません。S・M・Lにはメーカーを横断した統一規格がないため、容量と外寸、本体重量まで確認する必要があります。
MとLの表記には統一規格がない
あるメーカーでは60LがLサイズでも、別のメーカーでは同程度の容量がMサイズとして販売されることがあります。そのため「1週間ならLサイズ」とだけ覚えてしまうと、実際の容量にかなり差が出る可能性があります。
見るべき数字はLやMではなく、まずリットル数。そのうえで高さ、幅、奥行きの外寸を確認するのが確実です。キャスターやハンドルを含む外寸なのかも見ておきましょう。

なお、上の容量と泊数の関係はあくまで一般的な目安です。同じ70Lでも本体の形や内装によって、実際の収納しやすさは変わります。
本体重量も必ず確認する
海外旅行では容量と同じくらい、本体重量が大切です。例えば同じ70L前後でも、本体が3kg台の製品と5kgを超える製品では、荷物に使える重量が大きく変わってきます。
洋服やお土産を増やしたいなら、必要な耐久性を確保しつつ軽いモデルを選ぶメリットは大きいでしょう。特に女性や、空港からホテルまで電車で移動する人にとっては、階段や段差でこの差を感じやすいです。
拡張機能はお土産対策になる
帰りだけ荷物が増えるなら、容量を広げられるタイプも便利です。普段は通常サイズで使い、お土産が増えたときだけマチを広げられます。
容量拡張機能付きのスーツケースは、海外旅行との相性がいい選択肢。ただし拡張すると外寸も大きくなるモデルがあるため、航空会社のサイズ制限との関係は確認しておきましょう。
海外旅行では預け荷物規定も確認
1週間用の60〜80Lクラスは、基本的に飛行機へ預けるサイズです。そこで重要になるのが、利用する航空会社の無料受託手荷物の条件。ここを見ずにスーツケースだけ選ぶと、空港で想定外の超過料金が発生することがあります。

23kgを一つの目安に考える
国際線ではエコノミークラスの受託手荷物について、1個23kg以内を基準としている航空会社があります。例えばANA国際線では、プレミアムエコノミー・エコノミークラスの1個あたりの重量は原則23kg以内です。
ANAの場合、無料で預けられる荷物の代表的なサイズ基準は3辺合計158cm以内。キャスターやハンドルも寸法に含まれます。詳しい条件は搭乗クラスや運賃で異なるため、旅行前には必ず予約した便の条件を確認してください。(出典:ANA「国際線 無料手荷物許容量」)
航空会社によってサイズ基準は違う
「国際線なら全部158cmまで」と思われがちですが、これは共通ルールではありません。例えばJAL国際線では、プレミアムエコノミー・エコノミークラスの無料受託手荷物について1個23kg以内、外寸3辺合計203cm以内という条件が案内されています。(出典:JAL「国際線 お預けのお手荷物」)
このように航空会社によって条件が異なるため、スーツケースを買う前に実際に利用する航空会社の公式サイトを見るのが一番確実です。共同運航便では運航会社側のルールが適用される場合もあります。
「80Lなら規定内」と容量だけで判断することはできません。航空会社が確認するのは実際の外寸や重量です。購入前に縦・横・奥行きを確認してください。
大きすぎるケースは重量超過しやすい
100L級のケースを見ると、「これなら何でも入る」と感じるかもしれません。確かに収納量は増えます。しかし、それだけ詰めれば重量も増えるのが自然です。
特に本体だけで5kg前後あるケースなら、23kg制限を想定した場合、中身に使えるのは単純計算で18kgほど。靴や化粧品、本、お土産の瓶などを入れると意外に早く重くなります。
なので1週間旅行では、必要以上に大型化せず60〜80L程度で収まる荷造りを考えるほうが扱いやすいと私は考えています。
購入かレンタルかも考える
海外旅行の頻度が高いなら購入が便利ですが、「今回だけ1週間旅行に行く」という場合はレンタルも候補です。収納場所や購入費用まで含めて考えると、自分に合った方法が見えてきます。
今後も旅行するなら購入が便利
年に何度か海外・国内旅行をするなら、自分のスーツケースを持っておくと荷造りにも慣れます。1週間旅行を中心に使うなら70L前後、短めの旅行にも使いたいなら60L台など、自分の旅行スタイルに合わせて選べるのもメリットです。
購入するときは容量だけでなく、軽さ、キャスターの動き、ハンドルの持ちやすさ、ロック、保証や修理体制まで見ておくといいでしょう。
一度だけならレンタルも選択肢
普段ほとんど旅行をしないなら、大きなスーツケースを自宅で保管するのは意外と場所を取ります。その場合はM〜Lサイズのスーツケースレンタルを利用する方法もあります。
高価格帯のスーツケースを買う前に使い心地を試したい場合にも便利です。料金だけでなく、往復送料、補償、受取日と返却日を含めたレンタル期間を確認して比較してください。
1週間用サイズの決め方
ここまでの内容を踏まえると、難しく考える必要はありません。まず70L前後を基準にして、自分の旅行条件によって上下させれば十分です。

荷物を並べてから容量を決める
一番避けたいのは、旅行日数だけを見て先にスーツケースを買うこと。購入前に、持っていく予定の洋服、靴、洗面用品、電子機器を一度並べてみてください。
夏服中心で荷物が少なければ60〜70L、冬服や靴が多ければ70〜80Lという具合に、必要な容量が見えてきます。
そして最後に、お土産用の空間を少し残せるか確認します。出発時から満杯なら一段階見直す。これだけでも帰国前の荷造りがかなり楽になります。
海外旅行のスーツケースに関するよくある質問(FAQ)
Q1. 海外旅行1週間なら何Lのスーツケースが必要ですか?
A. 一般的な目安として60〜80L前後がおすすめです。荷物が少なく暖かい地域へ行くなら60L台、標準的なら70L前後、冬物やお土産が多いなら80L前後を検討すると選びやすいでしょう。
Q2. 1週間の海外旅行に60Lでは小さいですか?
A. 必ずしも小さくありません。夏服中心で、途中で洗濯する人や荷物が少ない人なら60L前後でも十分使えます。一方、冬服や靴を複数持っていくなら70〜80Lのほうが余裕を持ちやすいです。
Q3. 1週間ならMサイズとLサイズのどちらですか?
A. M・Lという表記にはメーカー共通の統一規格がないため、サイズ名だけでは判断できません。60〜80L程度を基準に、商品の容量、外寸、本体重量を確認してください。
Q4. 80Lのスーツケースは飛行機に預けられますか?
A. 80Lという容量だけでは判断できません。航空会社は外寸、重量、個数などで条件を定めています。同じ80Lでも製品によって外寸が異なるため、購入前に利用予定の航空会社の公式規定と照らし合わせてください。
Q5. お土産が増えるなら100Lを選ぶべきですか?
A. 1週間旅行なら、最初から100Lにする必要がないケースも多いです。70〜80L程度で出発時に余白を残す、または容量を広げられるモデルを選ぶ方法があります。大型化すると本体重量や移動の負担も増えるため、必要量とのバランスを見て決めましょう。
海外旅行1週間のサイズまとめ
海外旅行1週間のスーツケースは、60〜80L前後を中心に考えると選びやすくなります。迷った場合は70L前後を基準にして、暖かい地域や洗濯する旅行なら小さめ、冬服やお土産が増える旅行なら大きめへ調整してください。
ただし、容量だけを見て決めるのは禁物です。M・Lという名称には統一規格がないため、実際の容量、外寸、本体重量を確認することが大切。さらに海外旅行では、利用する航空会社の預け荷物の重量・サイズ規定までセットで確認しましょう。
スーツケースは旅行中ずっと一緒に移動する道具です。収納量だけでなく、「この大きさを自分で持って歩けるか」まで想像して選んでみてください。そこまで考えて決めた60〜80Lなら、1週間の海外旅行でかなり使いやすい一台になると思います。
